黒い赤とんぼ(ムツアカネ)
- 2012年9月23日
- トンボ科(アカネ属)
- コメント ( 15 )
9/22(土)、ホタルさんと長野県へ遠征に。
今回の狙いは、1種のチョウと、2種のトンボです。
まず目指すは、ムツアカネの生息ポイント。
ムツアカネはトンボ科アカネ属に属するいわゆる赤とんぼの仲間ですが、
成熟しても赤くならず、黒くなる珍しいトンボです。
陸奥(青森)に産するアカネという意味で名付けられたそうな。
ただし、青森では絶滅したとされている。
東京からこのトンボに出会うには、本州中部の高山地に行かなくてはなりません。
東京を4:30に出発し、北八ヶ岳の標高2,000mを超えたポイントに付いたのが7:30。
気温は12℃ほど。
シャツ一枚では寒く、ウィンドブレーカーを着てちょうどいいくらいです。
ポイントに到着し、池の周囲を探索すると、一頭のムツアカネと出会いました。
おー、真っ黒だ!
気温が低く、夜露が翅に付着しているため、まだ動けないようです。
体長3cmほど。想像よりかなり小さくて、かわいい。
勝手にアキアカネほどの大きさを想像していました。
お顔も真っ黒。
笹の夜露に滑ってしまって、落ちまいとしがみついています。
よじ登ろうと、必死です。
翅が濡れているので、飛べないようです。
日が出てきて、周囲が暖かくなってくると、他の個体もどこからか飛び出しました。
写真はすべてオスだと思います。
残念ながらメスには出会えませんでしたが、ムツアカネらしい姿を見ることができ、満足です。
(おまけ)
凄い模様のクモがいた。強そうだ。
(撮影地:長野県茅野市)
遠征の続きは、追記にて↓
今回の遠征の次のターゲットは、キベリタテハ。
今年、3度めのキベリ探索となります。
長野県~群馬県の2箇所のポイントに案内していただきましたが、標高1500~1600mのポイントの気温は14℃。
霧も発生しており、時々晴れ間が覗く程度。
キベリどころか、他の蝶の姿さえ見えません。
成虫で越冬するので、どこかにいるのでしょうが、この気温では飛べないでしょうね。
もう今年は無理かな・・・
来年の8月の目標にシフト致します。
次のターゲットはマダラヤンマ。
撮影地のある市の天然記念物に指定されている。
標高555mのポイントの池に移動。
到着すると、すでに2名のカメラマンが待機していた。
話を聞くと、今年はマダラヤンマの豊作のようで、数日前の暑い日は10頭ほどが飛び回っていたとのこと。
撮影しやすい池の端などにも止まるらしい。
期待が高まります。
しかし、時折、1頭の個体が池のガマの上空を飛び回りますが、遠い・・・
10数頭いるというが、他の個体の姿が見えない。
3時間弱待機しましたが、ボケボケの証拠写真しか撮れませんでした。
手強い相手に、ヘロヘロになりました^^;
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15時間に及ぶ遠征、お疲れさまでした。
渋滞がなければ、もう少し気分ぼ楽だったのですが・・・
目標達成は、少ししか叶いませんでしたが、
近場では、お目にかかれない種。
何度も通う覚悟が必要かもしれません。
昆虫の時期もあと僅かです。
本年の締めは、何にしましょう?
うっすさん、こんばんはです!
ムツアカネ・・翅以外は真っ黒なんですね?
フツーの赤トンボ並みの大きさと私も思ってましたが・・(笑)
3cmと言いますとハッチョウトンボの1.5倍か・・やはり小さいですね・・
キベリにマダラヤンマは残念でしたがとりあえずは遠征した甲斐が・・(笑)
ポチッ!
黒い赤トンボっていたのですね!!
めっちゃ驚きました。
世の中には知らない事が沢山あって楽しいですね。
教えて下さって、ありがとうございます。
この蜘蛛、人面ですね。
口ひげを生やした実写版マリオって感じですね^^
こんにちは!
先週末、遠征されたのですね~お疲れ様でした!
キベリタテハはお互いに残念でしたね(汗)
でも目標が出来ましたので、また来年も頑張れますね!
ムツアカネ、撮影おめでとうございます!
私も霧ヶ峰でワンショット撮りましたが、
ある程度標高を稼がないと見れないトンボと分っていれば
もっと真剣に撮ったんですが・・・
知らないとは恐ろしい事です(笑)
こんばんは~。
いつもいつもご面倒おかけして、すみません。
おまけにずっと運転されているホタルさんはさぞかしお疲れのことと思います。
いつも助手席で爆睡してしまい、ごめんなさい^^;
キべりに会うには、根気とタイミングですね。
ここまで苦戦するとは思いませんでした。
来年の楽しみが増えたってことにいたします。
あっという間に昆虫のシーズンも終盤ですね。
締めは何がいいですかねぇ。
こんばんは~。
羽化したては普通の赤とんぼと同じような色をしているようですが、成熟すると真っ黒になるようです。
この姿をぜひ見てみたかった。
大きさはヒメアカネより若干大きいって感じですね。
思ったより小さく、可愛かったです。
長い遠征で、成果がこれだけっていうのも疲れますね(笑)
こんばんは~。
黒いのに赤とんぼなんです。
他の赤とんぼと同じアカネ属に属しているんですよ。
他にも黄色くなる赤とんぼなんかもいたりして、知らないことばかりですね~。
そういう昆虫たちに出会うのがとても楽しいのです。
こんばんは~。
残念ながら、今回もキベリタテハは玉砕しました><
時期が遅く、気温が低すぎたようです。
8月下旬頃がいいようですね。
また来年頑張りましょう。
umajinさんのムツアカネのお写真を拝見し、かなり羨ましかったです(笑)
自分でも撮影でき、ご満悦です^^
>知らないとは恐ろしい事です
私の場合、オオセイボウがそうかな。
3年前に一度出会ったきり、以来見ていません。
めったに見れないとわかっていれば、もっと撮影しておけばよかった^^;
真っ黒な子なのに 赤トンボの一種なんですね。
翅が濡れていて飛べないおかげで うっすさんはじっくりと
撮影することが出来たのですね。
夜露に感謝ですね。
笹の葉に落ちまいと必死でしがみついている写真が
一番好きです。かわいい!
今年達成できなかった目標も 来年の楽しみが増えたと
思えば、来年の昆虫シーズンが楽しみになりますよね。
いろいろな出会いがあると良いですね。
私もいろいろ教えていただけて感謝しています。
うっすさん、こんばんは☆
黒いお顔をしたトンボ、渋くてカッコイイですね。
高山に行かないと出会えない、貴重な昆虫のようですね。
最近全滅に近い昆虫動物が多くなり寂しいです。
クモ、強そうですね。
怖くて近寄れそうにありません(^_^;)
マダラヤンマはの待機でもなかなか思うように撮影できなかったようですね。
また出会えるといいですね。
こんばんは~^^
黒いアカトンボなんているんですね!
私は写真を始めるまで赤いトンボはみんなアカトンボだと
思っていたんですよ^^;
でも本当は、秋になると赤くなるトンボ科アカネ属のトンボが
アカトンボなんですか?
この子は赤くならずに黒くなるなんて面白いですね^^
こんばんは~。
赤くならないのに赤トンボなんて変ですね(笑)
でも赤トンボの仲間なんですよ。
朝露に濡れた翅もカメラマンにとっては、絶好の被写体なんです。
ちょっと風情があるでしょ。
でも、翅をばたつかせていたので、ちょっと露が飛んでしまいました。
残念。
今年はゼフィルスが玉砕。
キベリタテハという蝶も玉砕してしまいましたが、今年の失敗を反省して、
来年に期待したいと思います。
ポイントは押さえましたよ。
こんばんは~。
ちょっとブルーが入っているような黒ですが、カッコイイでしょ。
でも小さいトンボなので、可愛いんですよ。
このトンボは暑さに弱いそうなので、本州では高山に行かないと出会えません。
こういうトンボに出会えることは、とても喜びですね。
今回の遠征は目標達成度は30%程ですが、また来年への目標にもなりました。
計画的に狙いたいと思います。
こんばんは~。
黒いのに赤トンボ、いるんですよー。
赤いトンボ=赤トンボ、ではないんですよ。
生物学的にトンボ科アカネ属に属するトンボが赤トンボなのです。
なので、真っ赤なショウジョウトンボは赤トンボではないのです。
アカネ属のトンボは日本では21種類確認されているようです。
そのうち、私が見たことあるのは、今回のムツアカネを入れて11種でした。
まだまだですね^^;
今年のうちにもう1種類探す予定です。
ムツアカネと覚しき個体を箱根で見ました。ホテルの半解放の通路窓に止まり、やや弱っていました。珍しいとは思いましたが写真を撮り、そのままかえりました。
送付先が分かれば、写真をお送りします。